2025/04/09 14:00

以下、本の記述をもとに日本のボタン年表を作成しました。

昭和40〜50年代にプラスチックボタンやデコラティブなメッキボタンの流行があります。
“...オーダーメードの婦人服に高い価値感をもつボタンを使用することが流行し、国内のボタンメーカーも各種のプラスチックに紐やメタル、ビーズ、ラインストーンなどを組み合わせたハンドメードのボタンを生産し、同時にイタリー、フランス、スペインなどから異素材を組み合わせたボタンを輸入販売することが盛んになりました。...”(阿部(編), 1999, p.93)
ちょうど祖母が洋裁店でオーダーメイドのお洋服を製作していた時期と重なります。
こうした派手なデザインの反動として、現在は機能的でシンプルなボタンが主流になっています。
こうしたファッションサイクルは何十年か毎に繰り返されているようです。
再び、凝ったディティールのボタンが流行するのはいつになるのでしょうか。
引用文献
阿部 和江 (編) ・大隅 浩 (監) (1999).ボタン事典 文園社